2008/01/10

とりあえずこれで包め

今のキッチンで欠かせないものと言えば、なんと言ってもラップ。
電子レンジでものを温めるときにも、冷蔵庫にものをしまうときにも使うよね。
ラップのなかった時代はそれこそどうやっていたのか謎だけど、当時は電子レンジなんかはないし、冷蔵庫もそんなに普及していないから問題なかったのかな?
乾燥を防ぐためにはぬれふきんなんかをかぶせていたんだよね。

いわゆるラップは食品用ラップフィルムというのが一般名称のようで、通常は固有名詞のサランラップとかクレラップと呼ばれることが多いよね(笑)
ポリ塩化ビニリデンやポリエチレンなんかの合成樹脂のごくごく薄いフィルム(十数マイクロメートルの薄さだって)だけど、耐水性と耐熱性に優れていて、電子レンジで温められても、冷凍庫で冷凍されても兵器なのだ。
-60度から150度前後まで耐えるらしいよ。

多少伸縮性があって、粘着性もあるのも特徴なのだ。
このおかげでお皿や器にぴったりとつけることができるんだよね。
無料でもらえるようなラップだとあまり質のよくないのがあって、ただのビニールフィルムでお皿などにぴったりつかないものがあるのだ(>_<)
ただ、この粘着性はラップ同士がくっついてしまうとはがれにくい、という弊害もあるんだけどね。
一度こうなるとはがすのに苦労するのだ。

高熱を加えると収縮する性質も持っていて、スーパーの肉や魚の包装ではラップで包んでから熱を加えて接着しているのだ。
野菜類だとあんまりこれができないからラップがはがれやすかったりするんだよね。
スイカなんかだと水分も多いのですぐにはがれるのだ。
スーパーには食品トレーをラップで包む専用の機械があって、ラップのフィルムの大きなロールと、それを包んだ後に熱で接着させるホットプレートのような部分があるのだ。
包んでいる作業を見ているとなかなかおもしろいよ♪

ラップは耐熱性と耐水性をあわせ持つので、電子レンジを活用すると、これまで蒸し器を使っていたようなものが簡単にできるし、ゆでなくても野菜をしんなりさせることができるのだ。
じゃがいもなんかはコロッケにするときにゆでてからつぶすけど、ラップで包んでレンジでチンすると水っぽくならなくていいんだよね。
トウモロコシを蒸すのもかなり楽なのだ。
カリフラワーやアスパラガスなんかはゆでてしまうとビタミンやアミノ酸などの水溶性の栄養がゆで汁に溶けて出て行ってしまうんだけど、ラップでつつんでレンジで蒸すとそれも少なくできるんだよね。

でも、油が多く含まれる食品を包むと、その油の中にラップから内分泌攪乱物質が溶け出すとかいう話もあって、いいことばかりではないのだ。
どれだけ溶け出して、それがどれだけ影響があるのかは何とも言えないけど、そういうリスクが潜在的にあるっていうのは意識していた方がよいのかもしれないね。
今のところ製法を改善してそういう物質が溶け出すことがないようになっているらしいけど。

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