錠前開け
今日はなんと家のドアで「閉じ込み」をしてしまったのだ!
ちょっと寝ぼけていたんだろうと思うけど、カギを部屋に置いたままドアを閉めてしまって、オートロックのドアは非常にも施錠されてしまったのだ・・・。
で、日曜日だったので管理人さんもいなくて、カギ屋さんを呼んで開けてもらうことに。
けっきょくそれで午前中いっぱいつぶれてしまったよ(>_<)
で、今日はそのカギ屋さんが使っていたカギを壊さずに開ける方法についてちょっと調べてみたのだ。
泥棒する場合は気にする必要がないので、カギを壊したりして開けることもあるんだけど、カギ屋さんは基本的にはカギを壊さずに開けるのが仕事なんだよね。
それだけ技術があるっていうことだけど、この技術はすぐに犯罪につながるので、できる限り詳細な技術情報は公開しないように職業組合で申し合わせているんだよね。
これは日本でも米国でも事情は同じなのだ。
今日のカギ屋さんが使っていた技術はピッキングとバンピングというもの。
どちらも最近は犯罪で使われて有名になったけど、カギ屋さんの間では伝統的な技術みたい。
両方ともピンシリンダー錠というカギを開ける技術なのだ。
ピンシリンダーというのは一般的な錠前で、カギのぎざぎざと錠前の中のピンがうまくかみ合うようになっていて、そのピンが押されて持ち上げられると開錠されるという仕組みなのだ。
最近のピッキング対策の錠前はもう少し複雑なものになっているみたいだけど。
で、このピンシリンダーを正規のカギを使わずに開ける技術というわけ。
ピッキングは、テンションとピックという道具を使うんだけど、テンションというのはカギ穴に差し込みながら、先が少し曲がったピックをカギ穴の中でこするようにしてピンを動かすのだ。
いわゆるヘアピンを伸ばしてカギ穴に入れてカギを開けようとするのと同じようなものだけど、カギ穴の中をライトで照らしてのぞきながら、カリカリとねらって動かすみたいだよ。
それが技術なんだろうけど、単純なカギの場合はランダムに動かしても開いてしまうようなのだ。
数分で開けられる技術だけど、さすがにぴっkんぐしている様子は不審者にしか見えないので、たいていは暗がりとか人気が少ないところで犯罪に使われるんだって。
もうひとつのバンピングというのは、カギ穴の種類ごとに作られたバンプキーという特殊なカギを差し込んで行うのだ。
このカギはカギ穴には入るんだけど、そのままではピンとうまくかみ合わないんだよね。
でも、このカギをカギ穴に差し込んで、このバンプキーを強くたたいて衝撃を与えるのだ。
そうすると、カギを伝わってカギ穴の中に均等に震動が伝わって、うまくいくとピンが持ち上がってカギが開くんだとか。
原理的にはカギ穴の中がどんなに複雑であれ、均等に衝撃を与えられるので、ピンを動かせるそうだよ。
うちの場合はこのバンピングで開いたのだ。
こっちはどうしても大きな音がするので、やっぱり人気のないところでしか犯罪には使えないんだよね。
こうやってカギの原理を調べてみるとなかなか勉強になるなぁ、とは思うけど、二度とお世話にはなりたくないよね(笑)
こういう技術がなくてもすむように、これからは十分に注意しないと!
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