2007/08/15

クランベリー

米国では本当によくクランベリーを見かけるんだよね。
ジュースもよく売っているし、ヨーグルトなんかのフレーバーにも必ずあって、クランベリーソースをかける肉料理もけっこうよく食べるみたい(七面鳥は必ずクランベリーソースだよ。)。
で、ドライフルーツでもよく食べるみたいで、ボクも前に米国土産でもらったことがあったよ。

ブルーベリーと並んで北米原産の果物で、もともとはネイティブ・アメリカン(インディアン)が食料や薬、染料として使っていたんだって。
それを入植者が見て、自分たちも食べるようになったのだとか。
なので、新大陸から出てきた食習慣なのだ。
ビタミンCが豊富なので、航海中の壊血病(ビタミンC欠乏症)予防のためによく食べられたそうだよ。

クランベリーは、果物にはめずらしくバラ科ではなくてツツジ科の植物で、確かに生のクランベリーを見るとツバキ油をとるツバキの実に似ているような気がするよ。
でも、クランベリーの場合はあまりにもすっぱいので、生食されることはなくて、たいていは加工食品になるんだよね。
だから生のクランベリーの実を見かけることは少ないのだ。
でも、自分でジャムを作ったりする人のために、ときどきスーパーで売っているよ。

クランベリーの木は高さ10cmくらいのとても低い木で、ジャムやジュースにする用の傷がついてもいいクランベリーは、木から落とした後に畑に水を張って、浮いているものを一気にすくうんだとか。
これはクランベリーの実の中にいくつか空洞があって水に浮きやすいからできる芸当なんだって。
それにしても、すごい収穫方法だよね!

クランベリーは健康食品としても注目されているようで、クランベリージュースやドライ・クランベリーはダイエット食品としてもよく見かけるのだ。
これはポリフェノールの一種のアントシアニンという赤い色素を大量に含んでいて、しかも食物繊維が多く、低カロリー・低脂肪だからなんだって。
ボクも街をぶらぶらしているときにサンプルをもらったけど、適度な酸味もあって、そこそこ甘くて、けっこうおいしいのだ。
でも、米国の人はこってりと甘いのに慣れているから、こういうのは合わないんじゃないかな?
ちなみに、なぜかクランベリージュースはとても濃いので、たぶん、水で半分に薄めたくらいの方がおいしいのだ(笑)

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