2007/08/25

揚げた鳥

うちの近所のスーパーのお総菜コーナーでは、毎週金曜日にフライドチキンの安売りがあるのだ。
まるまる1羽分の8ピース入りで5ドル未満(600円くらい)という破格!
さすがフライドチキンの本場なのだ。
いつもは売り切れで買えないんだけど、今日は運良く買うことができたんだ(^o^)/
でも、さすがに全部食べきることはできなかったので、一部は冷凍して保存食(?)にすることにしたのだ。

フライドチキンは衣をつけて鶏肉を揚げた料理だけど、考えてみると唐揚げも同じような料理だよね。
で、実はこの2つには明確な違いはなくて(そもそも両方とも明確な定義が存在しないのだ。)、洋風で骨付きのままスパイスをきかせた小麦粉の衣をつけて揚げてあったら、一般にフライドチキンとして認識されるみたい。
唐揚げは一度揚げが多いけど、フライドチキンの婆iaよりやわらかく揚げるために二度揚げしたり、一回蒸したりゆでたりしてから揚げることがあるっていう違いもあるようなのだ。
でも、ようは洋風の唐揚げってことだよね(笑)

もともと欧州の文化では鶏肉はゆでたり焼いたりして食べるのが普通だったみたいなんだけど、スコットランドでは例外的に揚げて食べる文化があったようなのだ。
それが米国に移民を通して伝わって、広まったのが米国のフライドチキンだそうだよ。
スパイスをきかせて独自の発展を遂げたフライドチキンは南部発祥で、もともとは黒人の間でよく食べられていたんだとか。
鶏肉は比較的安価で入手できるし、食べづらい部位も油で揚げるとやわらかくなって食べられるようになるし、何より高カロリーで満腹感も得られるので、主に労働者階級の食事だったようなのだ。
なので、白人の富裕層にははじめは受け入れられてなくて、野蛮な食べ物くらいの扱いだったみたい。

でも、はじめはドライブインとして始まったケンタッキー・フライドチキンがファースト・フードとしてチェーン展開を始めると、このフライドチキンのネガティブなイメージは薄まっていって、米国を代表する食べ物にまで登りつめるんだよね。
今ではホットドッグやピザ、ハンバーガーと並んで代表的な米国のジャンクフードのひとつなのだ(笑)
たいていどこに行っても軽食(スナック)としてフライドチキンは売られているんだよね。

日本にはやっぱりこのケンタッキー・フライドチキンがフライドチキンの文化を伝えたなけど、他にフライドチキンを大々的に提供するお店が登場しなかったので、長らくケンタッキー・フライドチキン=フライドチキンという認識だったのだ。
確かに、ボクが子どものころはフライドチキンといえばケンタッキー・フライドチキンで、他ではあまり見かけなかったよね。
でも、コンビニでホット・スナックとしてフライドチキンが売り出されるようになると事態は大きく変わって、日本中でどこでも手軽に食べられるものに変わったのだ。
コンビニフライドチキンはなかなかの売上げで、かなりのヒット商品なのだとか。
こういう軽食系は利益率も高いので、コンビニも力を入れていて、スパイスをきかせたり、ガーリックをきかせたり、和風味を作ってみたりと開発にも余念がないんだよね。
そういう流れを受けて、ケンタッキー・フライドチキンも辛いフライドチキンや和風のフライドチキンなどの、オリジナルのフライドチキンに加えてバリエーションを増やすようになったのだ。
まさにフライドチキン戦国時代なわけだね(笑)

ちなみに、ケンタッキー・フライドチキンの圧力鍋によるやわらかいフライドチキンの製法や、スパイスの調合比率なんかはいっさい特許がとられていないんだよね。
というのも、特許を取るとその情報を公開しなくちゃいけないからなのだ。
特許制度では決められた期間内しか技術・情報の占有が認められないので、ずっと門外不出にするためには特許をとってはまずいというわけ。
これはコカ・コーラのレシピも同じだよ。
今は分析技術も進んでいるから、まったくまねできないというわけではないだろうけど、オリジナルのレシピの保護は徹底しているんだよね。

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